半官半X
概要
海士町が取り組む半官半Xとは?
半官半Xとは地域の担い手不足を解消するため『官』として役場の業務に従事しながら、『X』として自分の「好き」や「得意」を地域に還元する海士町独自の働き方です。 2020年に「半官半X推進における目的と定義を定める条例」を制定、2021年 海士町役場「半官半X特命担当」が発足しました。
半官半Xの目的と定義
■ 海士町半官半X制度等を定める条例
(目的)
この条例は、海士町における職員の自発的な地域活性化及び地域課題の解決への取り組みを喚起し支援するとともに、町政の運営に欠かせない職員と地域との交流を増加させることで、職員が地域社会及び地域経済の重要な担い手になることにより、もって職員の働き方改革を推進し持続可能な地域の発展及び地域社会の活性化に寄与することを目的とする。
(定義)
職員が、職員としての身分を保持したまま、職員の自発的な興味関心に基づき、勤務時間の一部を利用して地域活性化及び地域課題への取り組みを行うことをいう。 (令和4年海士町条例第2号)
半官半X特命係の実際の取り組み 
半官半Xには[兼業型]半Xと[公務拡大型]特定半Xの二つがあります。
【兼業型】半X
兼業型とは、職員が趣味や特技を活かした活動を行う働き方です。職員がやりたいことをベース(給料減額)に、「地域のためになる」ことであれば、どんな活動も可能です。兼業型は希望制で、特別休暇や営利企業等に従事する許可制度を活用することができます。
兼業型 半X活動の例
・水産(イカ釣り、かなぎ)・農業(田、畑)・畜産(牛飼い)・遊漁船(営業)
・商品開発(お菓子づくり等)・IT関連(起業)・家庭教師・観光イベントなど
【公務拡大型】特定半X
特定半X活動は、半X活動と異なり「緊急性」「公益性」を重視し、職員が業務の一環として従事します。
特定半X活動の例
・後鳥羽院顕彰事業等、町のイベント(かんこ舟イベント等)
・崎みかんPJ・海士ワインPJ
・土木工事(災害復旧工事等)・農地保全、拡大
・神楽・民謡等伝統文化・急患搬送(船舶免許保有者)
・スクールバス等運転(免許保有者)
・ベビーシッター・デイサービス
・配食サービス・部活動指導・民間、三セク、法人、組合支援 など