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取り組み

CAS凍結システム

更新日:2025年2月28日

概要

プロジェクト名
CAS凍結システム
目的
島の産品に付加価値を付け、島内外へPRしながら海士町産品のブランド化を図り、町内総生産額の向上と農・水産業の底上げをする。
営業時間
9:00~17:00
お問合せ
株式会社 ふるさと海士 CAS凍結センター内 電話:08514-2-1244 メール:tuhan@ama-cas.com  受付時間:9:00~17:00
住所
島根県 隠岐郡 海士町 福井 1524−1

CAS(Cells Alive System)とは?

磁場エネルギーで細胞を振動させることで、細胞組織を壊すことなく凍結させることができる画期的なシステムのことです。解凍しても通常の急速冷凍物のようなドリップなどは一切流出せず、長期間にわたって鮮度を保持することができます。

4つの特徴

  • 解凍時ドリップ現象が起きない(香り、風味、旨味、美味しさが保持される
  • 冷凍焼けが起きない(食材の表面が乾燥しない
  • 酸化が抑制される(脂質の酸化臭がない、色調が変化しない
  • 食材に存在する寄生虫を死滅させ、食中毒菌の増殖を防止する 


CAS凍結センター

「CAS凍結センター」は、平成17年3月に完成し、同年2月に設立された第三セクター「㈱ふるさと海士」が運営。海士町が誇る海産物を新鮮なままに全国へ届けたいと考え、CAS(Cells Alive System)と呼ばれる凍結技術を導入し、現在全国各地に海士町の食材を届けています。 商品のラインナップは特産品の白いか、いわがき春香などの水産加工品の主力商品の他、「いわがきご飯・さざえご飯」、「フライ類」などの農産加工商品にも力を入れています。 販売先は首都圏を中心とする業務向け商品による外食産業への販路を開拓しながら、個人向け加工商品により消費者個人をターゲットに販売先への営業を展開するなど、産業の発展と新たな雇用を生み出し、海士町新産業創出の一翼を担っています。



ISO22000取得までの道のり

㈱ふるさと海士のCAS凍結センターは2016年に、工場の高度な食品衛生管理体制を保証する規格であるISO(アイエスオー)22000を取得しました。 ISO 22000とは、「HACCP(※)の食品衛生管理手法をもとに、消費者への安全な食品提供を可能にする食品安全マネジメントシステムの国際規格」(日本品質保証機構のHPより抜粋)で、 ISO 22000の厳しい審査を受けることにより、食品の安全な提供に関するさまざまな危険性を低減しお客様からの信頼獲得につなげるというものです。 生産工程の改善ポイントを徹底的に洗い出し、管理マニュアル作成や設備面での不具合の修正を行ってきました。安心・安全にCAS商品を生産し提供するための環境を整えた結果、認証に至りました。 

 (※)HACCP(ハサップ、Hazard Analysis and Critical Control Point) :科学的な分析に基づき食品製造の安全を確保する管理手法。 

 CAS凍結センターでは海士町の特産品を活かしたさまざまな商品を製造していますが、2016年に取得した認証の対象は、「冷凍いか(ラウンド、フィレ、下足)及び冷凍かき(殻付きを含む)の設計・開発、製造及び配送」の部分です。 

場所

場所名:
㈱ふるさと海士 CAS凍結センター
住所:
島根県 隠岐郡 海士町 福井 1524−1