平成30年5月30日、山内道雄町長(79)が、任期満了に伴い退任しました。
役場庁舎で行われた退任式の挨拶では、約60人の職員を前に「皆さんと苦楽と共にし、皆さんのご支援によって今日を迎えることができた」と感謝を伝えました。
山内町長は、平成14年から4期16年にわたる町政運営を振り返って、「海士町は、平成15年に合併しない宣言をした時から、今で言う『地方創生』に取り組んでいる。やっぱりあの時の、『自分たちの島は自分たちで守り、島の未来は自ら築く』という想いがすべての基本だと思っているし、私たちの考えは間違いではなかった」と、時には涙をにじませながら語り、 挨拶のしめくくりには、「これから大事なことは、地域でいかに“人間力”を育み、地域の未来を担う子どもたちを育てていくか。《物づくり×人づくり=持続可能な海士町》である。海士町が生き残るために、最後に問われるのは本気度だ。皆さんの本気度が未来をつくる!」と、職員に熱い想いを託しました。
退任にあたり一句「薫風や 感謝かんしゃの 退任式」
色紙を裏返すと「感謝」の文字が…
職員らに気合い注入、「気合いだ!」の掛け声10連発!
退任式の後、玄関前で花束贈呈
記念撮影
アーチで見送り
島ならではの良さを活かし、いわがき春香や隠岐牛などの海士ブランドを売り出す一方で、「島づくりは人づくり」という信念のもと教育改革にも力を入れ、全国から多数のIターン者を呼び込んで、地方創生の先駆けとして注目される海士町を作り上げてきた山内町長。
最後は晴れやかな笑顔で「頑張れよ!」と職員らにエールを送り、役場を後にしました。