12月13日(土)、海士町開発総合センターにおいて、シンポジウム島会議「島の教育会議」が行われました。この島会議は海士町観光協会が主催する年間シリーズ企画で、島外から著名なゲストや地域づくりに関心の高い参加者をツアー形式で多数招き、来島者と島民とが語り合うことで、描きたい島の未来について全国へ発信していく場となっています。
※今回の「島の教育会議」は、10月13日に開催を予定しておりましたが台風の影響で日程を延期したものです。
当日は寒波に見舞われ、暴風でフェリーが全便欠航したために会場に来られない人が続出したものの、インターネット中継で松江会場と映像をつなぐなどの工夫を凝らして、不便な状況の中でも熱い議論が交わされました。
(↑)(↓)島前高校魅力化の取組みを紹介する魅力化プロデューサーの岩本悠氏
(↓)隠岐島前高校生らによる発表。今年の修学旅行(海外研修旅行)で訪れたシンガポール国立大学での英語によるプレゼンテーションを再現しました。
(↓)隠岐島前高校の“挑戦する教員”を代表して発表した中村先生。
(↓)“進化する公立塾” 隠岐國学習センターの豊田センター長が『夢ゼミ』(キャリア教育)を紹介。島前高2年生2名と、将来の夢について対話しました。
(↓)隠岐國学習センターが目指す人材育成について説明する豊田センター長。
今回の島会議には、島外からは教育関係者や大学生、また地元高校生や教員も参加し、隠岐島前高校魅力化プロジェクトのこれまでの成果と課題を共有しました。
また分科会では、地域との協働による『グローカル(※)人材』の育成、『島留学』と『寮教育』の組み合わせで実現する新しい全人教育についてなど、この島の教育が目指すイメージについて意見交換されました。
(※)グローカル:グローバル(Global:地球規模の)とローカル(Local:地域的な)を掛け合わせた造語で、「地球規模の視野で考え、草の根の地域視点で行動する」ということ。
■第一分科会の様子
■第二分科会の様子
(↓)最後の挨拶を述べる隠岐島前高校の常松校長。 「学校としては授業の改革を進めていく。島前高校での学校づくりは、校長である私にとっても大きなチャレンジ」とコメント。
ご来島いただきました皆さま、インターネット中継を行った松江会場にて山内町長と共にご観覧いただきました皆さま、また、同じくインターネット中継で見守ってくださった遠方の皆さま、誠にありがとうございました。
なお次回の島会議「島の環境会議」は1月31日(土)開催予定です。
一般社団法人 海士町観光協会 【℡】08514-2-0101