5月22日(木)、オーストラリア大使であるブルース・ミラー氏が来島しました。駐日大使の来島は、ラフカディオハーン生誕記念で海士町を訪れたアイルランド大使以来、22年ぶり2度目のことです。
昨年5月、内閣府の紹介を受けて東京・三田のオーストラリア大使館にて山内町長とミラー大使が会談したことが、ご縁のきっかけ。 今回の来島の主な目的は、隠岐島前高校の視察です。海士町がグローカル人材の育成に取組む中で、オーストラリアの学校との連携などを互いに模索するためです。
島前高校を訪れた大使は、2年生の「夢探究」の授業に参加。終始流暢な日本語と温かい笑顔のミラー大使は生徒にも大人気で、移民国家・オーストラリアと海士町との共通点や繋がりを考えてみるなど、時には英語を交えながら、活発な質疑応答が行われました。
授業の最後、国際交流と異文化コミュニケーションの極意としてミラー大使が語った言葉は、「恐れるな、声を出せ!ただし礼儀正しく」。
この日の特別授業は生徒たちにとって、グローバル社会で生きていくために何が大切なのかを学ぶ貴重な機会となったようです。
島前高校の後は海士町役場へ移動し、山内町長を表敬訪問。「海士町の人材教育に関して協力を惜しまない」との力強い言葉をいただきました。