2月2日(土)、隠岐開発総合センターの島民ホールにて、第42回「立春式」を行いました。
海士町の立春式は、14歳(=昔の元服にあたる歳。人生の節目)になった少年少女を対象とした恒例行事で、それぞれの夢の実現にむけて希望をもって進んでいってもらうよう、町を挙げて応援するためのものです。
今年度立春式を迎えたのは、海士中学校の2年生16名(男性8名、女性8名)です。
山内道雄町長は式辞で、立春式の変わらぬテーマである「自覚・立志・健康」の3つを示し、
「皆さんは町の宝。私たち大人は、皆さんにバトンタッチするために努力しています。一人でも多くの人に、将来、海士で自分の力を活かしていただきたい。」
との熱い想いを伝えました。
生徒を代表して「誓いの言葉」を述べたのは、波多大成くんです。
「今まで海士町を支えた多くの人たちに恥じないように力強く生きていきたい。元気あふれる海士町民の一員として、頑張ります!」
式典後は、代表生徒5人による「少年の主張」が発表されました。
おじいちゃんやおばあちゃんへの恩返しのために看護師を志す人。
まわりの人を支えられる、責任ある行動がとれる大人になるために、まずは部活を本気で頑張る!と宣言する人。
消防士になるために、毎日コツコツと地道な努力を続けられる力を養おう、と決意する人。
それぞれが夢や目標を語り、来賓の皆さまほか聴衆の方々から惜しみない拍手が送られました。
「激励の言葉」の今年の講師は、海士町社会福祉協議会の山中仁さん。
自分がUターンした理由、海士で無事就職するまでのいきさつなどを述べ、
「いざ夢を持ったら、他人に流されないで突き進んでほしい!」
とエールを送りました。
応えて「感謝の言葉」を述べる、代表の中川美希さん。
プログラムの最後は、宇受賀在住の陶芸家、勇木史記さんに指導していただいて、記念の陶板作りです。
25cm四方の陶板に、それぞれの夢や思いを刻み込みました。
このたび晴れて立春式を迎えられた中学生の皆さん、そしてその保護者の皆さん、本当におめでとうございます。
それぞれの夢へと向かう道がますます光り輝くことを、心からお祈りいたします。