2016年秋、「海士の本氣米」ついにデビュー!
離島でありながら水が湧き、隠岐島前で唯一米づくりができる海士町から、ついに海士ブランドのお米が登場。豊かな山と海のミネラルを取り込んだ、海士だけの特別な「本氣米」がこのたび発売されました!
■品種:コシヒカリ
■製法:特別栽培米(農薬・化学肥料を減らして栽培)
■製造者:海士の本氣米生産組合
海士町は隠岐島前で唯一水稲栽培が盛んで、米の自給率は100%を超えます。そんな海士町でも昨今の米価低迷や農家の高齢化、後継者不足のため、栽培意欲の低下や離農が喫緊の課題となっています。
海士町の田んぼで水稲栽培をしなくなるということは、単に「海士産のお米を食べられなくなる」ということだけに留まらず、「80ha以上の水田が一斉に荒廃し、田園風景が消えてしまう」ことにもつながります。水稲栽培を続けていくことは、ふるさとの景観を守ることにもなるのです。
このような課題に立ち向かうため、海士町では昨年から水稲栽培を主とする認定農業者とJA、県を中心とした『特色ある海士産米の栽培』を検討する協議会を立ち上げました。協議会では、特色ある米づくりとはどのような方法で行うのか等、これまで10数回の検討を行いました。
そして、海士町らしい特色あるお米の栽培は「隠岐牛の堆肥と、いわがき春香の牡蠣殻を使った土づくりをベースにすること」と定義し、本年度から栽培に取り組みました。
さらに、化学肥料や除草剤など農薬の使用量もこれまでの半分に抑え、安心安全な米づくりに配慮しています。ネーミングや米袋のデザインも農家が中心となって議論を深め、「海士の本氣」と名付けました。
《海士の本氣米生産組合の皆さん》
(↑)海士町にあるすべての田んぼの約半分(40ha)は、平均年齢65歳を超える、この7人の農家さんが守っています。まさに7人の士(サムライ)!
栽培初年度となった今年の本氣米は、梅雨以降の好天にも恵まれて上々の出来です。隠岐の自然に育まれた健康な隠岐牛の牛糞を使った堆肥、そして牡蠣殻に含まれるカルシウムや亜鉛、ナトリウムといった豊富なミネラルを取り込んで、程よく甘い、もっちりした食感が特長の美味しいお米になりました。
来年度以降も海士の新しい特産品として認知されるよう、栽培方法の検討など、更なる品質の向上に努めます。
海士町の「本氣米」をどうぞよろしくお願いいたします。
(海士町役場 地産地商課)
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海士町役場 地産地商課【℡】08514-2-1824