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第10回島会議を開催しました!

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5月7日(土)、海士町開発総合センター島民ホールにおいて、第10回島会議「島の定住会議」が開催されました。

 

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今回のテーマは、「受け入れる意志と戦略」。

 

海士町観光協会とふるさと島根定住財団が共催し、「Iターン者が走るべきステージとゴールは、本来、受け入れる地域が意志と戦略をもって決めるべきだ」という考えを軸にさまざまな角度から議論されました。

 

来場者は約70名で、今回は定住の事例として海士町在住の夫婦が登壇することもあり、通常の島会議よりも地元民の参加が多く見られました。

 

冒頭、地方創生における地方の定住戦略について語った原田淳志審議官(総務省 地域力創造審議官)は、「定住という言葉に縛られ過ぎず、“来るもの拒まず去る者追わず”の海士町のような自然体がいい。人の流れを作るためには、まず地域の魅力を磨くことが大前提」と指摘。

 

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そのためには、ヒト(人材)の多様性をつくっていく努力と、多様性への寛容さ、さまざまなモノ(資源)を発掘していく気持ちが大切であり、地域の人がちゃんと誇りをもって目指すビジョンを共有できていることが結果的に人を呼び込むことにつながるのだと強調しました。

 

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(↑)左は、海士名物「島じゃ常識さざえカレー」の開発に深く関わった玉沖仁美さん(株式会社紡(つむぎ)代表取締役)

 


 

続いて「海士町の受入戦略」と題し、ふるさと島根定住財団の奈良井健悟さんと島根県庁地域振興部の田中壮一さんが海士町観光協会の取り組み事例を紹介しました。

 

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(↑)右から、奈良井さん、田中さん

 


島の素材を扱う和食料理人の育成学校を作る「島の寺子屋プロジェクト」や、特定人材派遣業を海士流にアレンジした「島のマルチワーカー」など、『仕組み』・『島にある資源』・『仲間』という観点から各ステージを設定し、最低限の“お膳立て”をした上で人材をはめ込み、「あとは自分で切り開いていってもらう」というのが海士町観光協会のやり方です。

 

 「明確な役割を用意し、自分事として取り組んでいってもらう環境をつくることが、海士町観光協会の受入戦略のキモ」とまとめました。

 

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◆◆

 


定住事例の紹介コーナーでは、実際に海士町で暮らす2組の夫婦が登場し、移住のいきさつや海士での暮らしぶりなどをざっくばらんに語りました。

トークの進行役は、かつて海士で暮らした経験がある竹元吉輝さん(株式会社トビムシ代表取締役)と後藤隆志さん(夜カフェ10オーナー)が務めました。

 

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竹元さん(↑)と後藤さん(↓)

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笹鹿岳志・恵子夫婦

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石田大悟・なつ子夫婦

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トビムシ竹元さんが紹介した、比較文学者で詩人の管(すが)啓次郎さんの言葉

 

 

 

◆◆

 


シンポジウムの締めくくりに、海士町観光協会事務局長兼海士町役場交流促進課の青山富寿生課長は、「観光と定住は同じだと考えている。いかに人を呼び、うまくマッチングしていくか。“来る人”が楽しめることが大事なので、うまくハマって幸せになれるように、なるべくミスマッチが無いようにしていきたい」と語りました。

 


シンポジウム島会議は今後も継続開催されます。

島で語り合いたい方。夜も呑んで語り合いたい方!(直会あります)

奮ってご参加ください。

 

お問い合わせ

一般社団法人 海士町観光協会 【℡】08514-2-0101

 

 

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