〝島じゃ常識〟キンニャモニャ♪
第22回キンニャモニャ祭り開催
8月26日(土)、菱浦港周辺にて、第22回キンニャモニャ祭り(主催:隠岐國商工会)が開催されました。
今年の芸能ステージは、定番の太鼓や民謡に加えて、フォークソングや沖縄音楽、ジャズなど多彩な内容。メインのキンニャモニャ・パレードには島内外の25団体、約1000人が参加し、しゃもじを打ち鳴らして大きな輪を作りました。
《芸能ステージの様子》
1877(明治10)年に、菱浦区出身の杉山松太郎さんが、現在のキンニャモニャの原型となる唄を熊本から海士へ持ち帰ってから今年でちょうど140年。
節目にふさわしい初の試みとして、今回は「あまコミュニティチャンネル」を含む県内14局で構成する「島根県ケーブルテレビ協議会」が祭りを生中継し、県内ケーブルテレビ全局の全加盟世帯(約15万3000世帯)にキンニャモニャ・パレードがリアルタイムで配信されました。
町内でももちろん生中継。祭りの会場へ行くことのできない、施設入居者の皆さんにも、キンニャモニャ祭りをご覧いただくことができました。
(↑)保健福祉センターひまわりでの様子
(↑)福来の里での様子
(↑)諏訪苑での様子
松太郎さんが持ち帰って以後、島の暮らしの中で練り上げられていったキンニャモニャは、海士町の魅力そのもの。軽快なしゃもじの音や愉快な所作は陽気な島民性を表しています。
その歌詞にも、元気によく働きよく遊ぶ気質や、人情や恋心、自然の恵みの豊かさなどが存分に織り込まれています。
♪ 世にもめずらし(キンニャモニャ)唄えや踊れ
苦労忘れて(キンニャモニャ)酔うほどに(キクラゲチャカポン持って来いよ~)
♪ 海士の港に 唄声すれば 老いも若きも 踊り出す
♪ わしとあなたは 羽織のひもよ かたく結んで 胸に抱く
♪ 沖のカモメの 鳴く声聞けば 船乗り稼業は やめられぬ
♪ 高い山から 谷底見れば うりやなすびや 花盛り
♪ 届け届けよ 末まで届け 末は鶴亀 五葉の松
島暮らしを謳歌するキンニャモニャ。島外からのお客様も、キンニャモニャ祭りで一緒に踊れば一気に島民と仲良しに。元気な海士町の象徴であり、交流を生み出すパワーを持つキンニャモニャは、これからも愛され、歌い継がれていくはずです。
《キンニャモニャコンテスト・受賞チーム》
●和気あいあい賞=隠岐支庁県民局
●元気はつらつ賞=隠岐島前高校
● キンニャモニャ賞=中里区
●島根県賞=福井小アカテガニーズ
●ユーモア賞=ひまわり
●特別賞=東京キンニャモニャ連
《キンニャモニャ・パレード後の花火大会》