4月10日、桜舞う隠岐神社外苑において、島一番のスポーツイベント『第31回 隠岐島綱引大会』(主催:海士町教育委員会)が開催されました。
昨年は悪天候でやむなく中止となったため、2年ぶりに実施された今大会。冠に“隠岐島”と謳うとおり、隠岐4島のすべてから参加があり、会場には選手と観客合せて400名以上が集まりました。
(↑)開会式で、「最後に勝ち残るのは、元気度の強い、本気で頑張ったチーム!」と活を入れる山内町長(=大会長)
参加チーム数は、
一般男子が18(海士町13、隠岐の島町3、西ノ島町1、知夫村1)
一般女子は10(海士町6、隠岐の島町1、西ノ島町2、知夫村1)
小学生は4(海士町2、西ノ島町2)
の、全32チーム。初めて参加する選手や若い選手が増えました。
《試合の様子(抜粋)》
(↑)数年ぶりに復活した社会福祉協議会「ひまわり」
(↑)ファニーフェイスで勝負した「けいしょうギャルズ」
(↑)初登場、島前高校の寮生チーム「三燈ボーイズ」
(↑)生徒らに負けじと奮闘「隠岐島前高校 男性部隊」
(↑)こちらも初登場、「崎だんじりぱ~ぷるず」
(↑)「北分プルズ」は今年「プルプルズ」となって登場
(↑)合言葉は“直会のために”。東区の「東魂伝承HIGASHI」
(↑)ドレッサー賞の「西コシヒカリ」 。西区は海士の米どころ
(↑)初めて女性がメンバー入りした「菱浦さすらいJapan」
(↑)ぶっつけ本番でも息はぴったり、さすがの「我等同級生」
(↑)すさまじい気合いを放った「HANKO・大敷」
(↑)「福井っ子 ミラクルファイターズ」
(↑)「海士小リンク『12』」
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男子決勝トーナメントで決勝進出を決めたのは、前回初優勝した“黒い重戦車”「崎だんじり」と、優勝奪還を狙う“青い稲妻”「菱浦よしひくぞー」。
3大会連続となるこの顔合わせに歓声がひときわ盛り上がる中、確かな練習量に裏打ちされた圧倒的な強さで勝負を制したのは、崎だんじり! 2本先取で見事連覇を成し遂げました。
(↑)63歳の選手も出場した「崎だんじり」。強い!強すぎる
(↑)リベンジを狙うも届かず。「菱浦よしひくぞー」
一方、女子の決勝戦で激突したのは、こちらも前回初優勝、ベテラン揃いの「海士セレ・ブス」と、初参加の選手が大半という新生『東さわやか』。
東も必死で耐え、2本目ではあわや逆転かという瞬間もあったものの、最終的にはセレ・ブスが王者の貫禄で引ききり、勝利を手にしました。
(↑)さすがの実力派、余裕すら感じさせる「海士セレ・ブス」
(↑)世代交代を経て今年はゼロからの出発、健闘した「東さわやか」
小学生の部は、海士小と福井小、西ノ島小の3校から4チームが出場してリーグ戦を争い、1位は海士小リンク「12」、2位「西小へっぽこ隊」、3位に「福井っこミラクルファイターズ」。
大人顔負けの熱戦が続く中でも、小学生の部の最終戦となった海士小と福井小の試合は3分に迫る長期戦となって応援も白熱、根性を見せつけた両チームの選手たちに観客から惜しみない拍手が送られました。
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成績と特別賞は次のとおりです。
■一般男子の部
優 勝 【崎だんじり】
準優勝 【菱浦よしひくぞー】
第3位 【さすらいJapan】
■一般女子の部
優 勝 【海士セレ・ブス】
準優勝 【東さわやか】
第3位 【崎だんじりぱーぷるず】
■小学生の部
優 勝 【海士小リンク「12 」】
準優勝 【西小へっぽこ隊】
第3位 【福井っ子ミラクルファイターズ】
《ベストドレッサー賞》
男子の部 【西コシヒカリ】
女子の部 【けいしょうギャルズ】
《ベストパフォーマンス賞》
男子の部 【三燈ボーイズ】
女子の部 【北分レディース】
《ベストサポーター賞》
男子の部 【知夫チョーヤッサーズ】
女子の部 【西中バスケ部のおかしな保護者たち】
《スーパーバトル賞》
男子の部 【隠岐の島町商工会青年部】
女子の部 【西ノ島カウボーイミニバスケットボールクラブ】
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(↑)崎区は男子が優勝、女子が3位と華々しい成績!
(↑)「総監督(※故・野津さん)も見ていてくれたはず」と連覇を喜ぶセレブス(左腕には野津さんのワッペン)
(↑)毎日夕方に校庭で練習し、時には大人とも引き合っていた海士小
悲喜こもごも、毎年新しいドラマが生まれる隠岐島綱引大会。
この大会に臨む気合いや強まる絆が島の活力に繋がっている…と言っても過言ではありません。
また来年も、心ひとつに綱を引きましょう!
応援してくださった皆さん、ありがとうございました!