8月24日(土)、海士町最大のイベント「キンニャモニャ祭り」が菱浦港周辺で開催されました。
主催する隠岐國商工会によると、パレードでは観客を含めた総集客数は例年並みの約2千人弱、パレードに参加した踊り子は飛び入りを含めて島内外29チーム、約950人でした。
キンニャモニャ祭りは、郷土愛を深めながら島全体で交流できる場を作ろうという想いから平成8年に始められたもので、今年で18回目。今では多くの人に愛される海士町のシンボル的なお祭りになっています。
23日には前夜祭を予定し、キャンドルナイトを演出するため廃油を使った竹キャンドルやサザエキャンドルが多数用意されていましたが、悪天候のため急遽中止。祭り当日の天気も危ぶまれたものの何とか回復し、「キンニャモニャ祭りは雨が降らない!」というジンクスは守られました。
お昼前のくじ入り餅投げ大会で一気にテンションを上げ、13時半、勇壮な「かわず太鼓」のステージで幕開け。
続く開会式では山内道雄町長が、「島は自分たちの力で生きるしかない。そういう想いで我々は色んな事業を行ってきており、このキンニャモニャ祭りこそ海士の元気を象徴するイベント。夏の最後を飾り、皆さんの情熱と踊りで暑かった夏を見送りたい」と挨拶しました。
地域芸能交流会は、よさこい踊りを披露した福井小学校3・4年生、知夫村の伝承芸能「皆一太鼓(みないちだいこ)」を演奏した知夫中学生の皆さん(知夫村伝承芸能保存会)などのほか、おなじみの隠岐民謡協会や和歌山のつれもていこら会など今年も盛りだくさん。
民謡歌手の小沢千月さん、国村千鳥さんを中心とする東京キンニャモニャ連の民謡ショーでは地元の「西たんぽぽ」の皆さんらも加わり、踊りの輪はいっそう華やかになりました。
屋台グルメもバラエティ豊か。今年は海士在住のネパール人・ジェシーさんが仕込む本格的なネパールカレー屋さんも初登場し、人気を博していました。
そして18時からはいよいよ、生唄と生演奏をバックに約1時間に渡るキンニャモニャ・パレードです。
注目のコンテストでは、元気はつらつ賞に隠岐支庁、ユーモア賞には人形と一緒に踊った穂々美(保々見区)。
病院の仕事着で踊った隠岐島前病院が和気あいあい賞、審査員への猛烈アピールが効いた隠岐島前高校が島根県賞。
そして栄えあるキンニャモニャ賞には、参加者の多さと気合い(?)で圧倒した東区が選ばれました。
夜のとばりが下りた後は、お待ちかねの花火大会。
菱浦湾内で打ち上げる迫力の花火約2300発を皆でゆっくりと眺め、今年の祭典もフィナーレとなりました。
雨の中準備をしていただいた実行委員会の皆さん、本当にお疲れさまでした。
ご来島いただいた大勢の皆さん、誠にありがとうございました。
また来年も、元気いっぱいで踊りましょう!