8月27日(土)、海士の夏の風物詩「キンニャモニャ祭り」が開催されました。
8月下旬は曇りや雨が続いて肌寒い日も多く、天候を危ぶむ声もあった中、当日の天気は何とか回復。午後には日差しも強まり、今年も暑い&熱い祭典となりました。隠岐國商工会によると、観客を含めた総集客数は2000人弱、パレードに参加した踊り子は島内外の32チーム、約950人に上りました。
開会式では、大会長である山内道雄町長から、「地方の元気が日本の元気。海士町は《自立・挑戦・交流》を町政の経営指針として掲げているが、キンニャモニャ祭りこそ最大の交流の場。今日を思い切り楽しみ、また明日からまちづくりを頑張ろう」との挨拶がありました。
また来賓の松尾秀孝島根県副知事(海士町西地区出身)からは、「島根県20市町村の中でも特に海士町はまちづくりに頑張っていると思う。今日の祭りで交流・親睦を図り、さらに元気な海士町になってほしい」との応援の言葉をいただきました。
午前11時、まずは恒例のくじ入り餅投げ大会で幕開けです!
そして和太鼓チーム・かわず太鼓による三宅太鼓など、地元の皆さんの芸能パフォーマンスが続きました。
午後の部は、松江城鉄砲隊による火縄銃の轟音でスタート。凛々しい女性隊員による迫力満点の火縄銃実演で会場が沸きました。そのほか、大阪から初参加の「なでしこ会」などパレード参加団体が歌謡や踊りを披露し、小沢千月さん・国村千鳥さんらによる「お楽しみ民謡ショー」では今年も大勢が踊りの輪に加わりました。
■松江城鉄砲隊の皆さん。炎を噴く火縄銃に歓声
■民謡ショー。舞台で唄っているのは、海士町出身民謡歌手の国村千鳥さん
■島外から参加してくださった皆さんのパフォーマンス
■会場には各団体が屋台を出店。焼き鳥やこじょうゆ添えチキンカレー、揚げパン、コロッケなど、おいしい屋台グルメがたくさん登場しました!
そして18時、いよいよキンニャモニャパレードの始まりです。
元気な生唄と生演奏をバックに、老若男女が両手のしゃもじを打ち鳴らし、約1時間に渡って踊り続けました。
昨年から始まった「キンニャモニャ踊りコンテスト」の受賞結果は…
「キンニャモニャ賞」が菱浦区、「わきあいあい賞」が北分区、「元気はつらつ賞」が海士中、「ユニーク賞」が中里区、「島根県賞」が隠岐支庁でした。皆さんおめでとうございます!
★大所帯の菱浦区
★楽しそうな北分区
★しゃもじに工夫した海士中学校
★衣装がユニークな中里区
唄い続け、演奏し続けた地方(じかた)の皆さん。お疲れ様でした!
祭りの締めくくりは、皆さんお待ちかねの花火大会です。菱浦湾内での海上花火2300発の競演は今年も迫力満点。終盤、圧巻のスターマインが夜空に炸裂し、祭りのフィナーレを飾りました。
■花火が近い! 夜空一面に華が広がり、火の粉が降ってくるようでした
今年も多くの方々に来島していただき、大いに賑わったキンニャモニャ祭り。
参加者の皆様、スタッフの皆様、お疲れさまでした。また来年も元気に踊りましょう!
キンニャモニャ祭り実行委員会事務局(隠岐國商工会内)
【℡】08514-2-0376
《 写真協力:産経新聞社 鈴木健児 》