9月5日に開かれた日本ジオパーク委員会にて、隠岐ジオパークが世界ジオパーク国内候補地に決定いたしました。
※ジオパーク…地層や岩石、火山などの珍しい地形や地質を保護しながら「持続的な利活用」によって観光振興などにつなげる自然公園のこと。地質だけでなく生態系や歴史・文化、住民の暮らしとの関わりも含めてトータルな視点で捉える総合的な公園。
世界ジオパークは、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の支援のもとで世界ジオパークネットワークが世界77ヶ所を認定しており、日本国内の認定地域は、洞爺湖・有珠山、糸魚川、島原半島、山陰海岸の4地域です。
日本ジオパーク委員会が認定する国内版のジオパークには現在14地域が認定されており、島前3町村及び隠岐の島町を含む隠岐諸島は、平成21年(2009年)10月に日本ジオパークとして認定。 そしてこのたび、世界ジオパーク認定のための新たな国内候補地として推薦されることに決まりました。
隠岐4町村などでつくる「隠岐ジオパーク推進協議会」は今後、外国人への対応として各地に外国語の案内板や説明文を整備するなどして、来年9月に予定されている現地審査に向けた取り組みを行っていきます。(隠岐ジオパーク推進協議会公式サイトより)
⇒隠岐ジオパークについてはコチラ(隠岐ジオパーク推進協議会公式サイト)
海士町では、海士町教育委員会主催の体験型プログラム「ふるさと発見ツアー」で、地質や生態系などの切り口から島の魅力を考える「ジオパーク編」を開催するなど、島民の皆さまに向けた隠岐ジオパークの周知、ジオパークの視点からみた海士町の面白さを広く知ってもらうための取り組みを、順次進めてまいります。
(下写真) 第1弾「ふるさと発見ツアー・ジオパーク編」(7月13日)での様子。
第2弾は年内開催予定です。
(火山地形と特殊な生態系を有する、豊田地区の明屋海岸)
地域共育課(担当・松前) 【℡】08514-2-1222