糖尿病があっても脳梗塞や心筋梗塞による死亡が少ない
糖尿病の有無別死因別死亡状況
|
糖尿病あり(N=80) |
糖尿病なし(N=471) |
1位 |
肺炎 |
7 |
(8.8%) |
2位 |
気管支及び肺の悪性新生物 |
6 |
(7.5%) |
3位 |
膵の悪性新生物 |
5 |
(6.3%) |
4位 |
脳梗塞 |
5 |
(6.3%) |
5位 |
肝及び肝内胆管の悪性新生物 |
5 |
(6.3%) |
6位 |
急性心筋梗塞 |
4 |
(5.0%) |
7位 |
胃の悪性新生物 |
4 |
(5.0%) |
8位 |
大腸がん |
4 |
(5.0%) |
9位 |
糖尿病 |
3 |
(3.8%) |
10位 |
脳出血,白血病,心不全,事故 |
各2 |
(2.5%) |
|
老衰 |
40 |
(8.5%) |
気管支及び肺の悪性新生物 |
30 |
(6.4%) |
肺炎 |
27 |
(5.7%) |
脳梗塞 |
27 |
(5.7%) |
急性心筋梗塞 |
26 |
(5.5%) |
心不全 |
24 |
(5.1%) |
胃の悪性新生物 |
22 |
(4.7%) |
脳出血 |
21 |
(4.5%) |
膵の悪性新生物 |
15 |
(3.2%) |
くも膜下出血,事故 |
各13 |
(2.8%) |
|
死亡時の年齢も糖尿病の有無で差がない
糖尿病の有無別死亡時平均年齢
|
男性 |
女性 |
合計 |
糖尿病あり |
74.3 (N=41) |
80.7 (N=39) |
77.4 (N=80) |
糖尿病なし |
75.5 (N=245) |
81.6 (N=226) |
78.4 (N=471) |
糖尿病総医療費が減少!糖尿病の関連のある疾患の医療費も少ない
糖尿病の医療機関受診率は高いが、1件当たり費用額、一人当たり費用額とも県平均より低いか同じ程度であり、糖尿病が重症化していないことが伺えます。
平成8年度の糖尿病総医療費を1.00とし、その後の推移をみると、平成13年度を除いては糖尿病総医療費自体も増えていません。また、医療費を比較する
尺度である地域差指数(※)をみると、平成14年5月診療分で0.940、平成15年5月診療分で0.740であり、1.00を下回っており、非常に低い
といえます。
糖尿病の総医療費 県平均との比較の推移
糖尿病総医療費 |
海士町 |
比較 |
島根県 |
比較 |
H8 |
2,666,260 |
1.00 |
295,229,000 |
1.00 |
H9 |
2,139,260 |
0.8 |
345,396,220 |
1.17 |
H10 |
1,619,520 |
0.61 |
294,394,670 |
1.00 |
H11 |
2,315,460 |
0.87 |
287,167,570 |
0.97 |
H12 |
2,569,280 |
0.96 |
353,448,620 |
1.20 |
H13 |
4,694,820 |
1.76 |
444,452,680 |
1.51 |
H14 |
1,950,890 |
0.73 |
369,994,910 |
1.25 |
H15 |
1,482,070 |
0.56 |
371,512,010 |
1.26 |
H16 |
2,315,810 |
0.87 |
335,327,200 |
1.14 |
介護保険認定状況からみても糖尿病があっても元気!
平成14年末の介護保険認定状況は、糖尿病者で要介護率が
少し高くなっているものの、要支援、介護度1が多いためであり、
重篤な介護状態になっている者の割合は、正常者と差がみられず、
糖尿病があっても4人中3人は、介護を要さず健康を維持しており、
糖尿病を持ちながらも、比較的元気で年を重ねていることがわかります。
図 糖尿病の有無別要介護状態(平成14年)
糖尿病
境界型
正常 |
|
|
0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100% |
|
自立 |
|
要支援 |
|
介護1 |
|
介護2 |
|
介護3 |
|
介護4 |
|
介護5 |
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9割以上の町民が海士町の糖尿病対策を知っており重要だと認識
問3.糖尿病健診等の事業について知っていますか |
(N=305) |
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