1.矯正歯科は、針金やゴムの力を使って、「悪い歯並び」を治す治療法です。
子供~成人まで適応が可能です。
(ただし、30才以上の成人は「歯」をきれいに並べることはできますが、
骨が固まりにくく、その後の「歯」の固定が難しいので、特別な固定が必要です。)
2.海士歯科診療所では、
(1)1~2本の「歯並び」だけを治す「MTM」
(2)「口の中の歯並び全体」を治す「全顎矯正」
の2種類を準備しています。「MTM」の方が、「全顎矯正」よりも治療期間が 短く、費用も安く済みます。しかし、どちらの治療法を選ぶかは、それぞれの症例ごとの診断によって決まります。
3.矯正歯科は医療保険が効きません、結構に高額な「治療費」が必要です。
4.治療期間には、下記の2種類の期間があります。
(1)「動的期間」とは、 実際に「歯」を動かして「歯並び」をきれいにする期間のことです。
(2)「保定期間」とは、 「歯」は「歯並び」をきれいに治しても、矯正装置をはずして、そのままにして しまうと 、「後戻り」と言って、バネがもとに戻るように「悪い歯並び」に戻ってしまいます。
そこで、動かした「歯」が顎の骨の中で安定して、骨が固まるのまで固定する期間のことです。
そのため、矯正治療には何年もの期間が必要です。
(期間の長さは、「歯並びの悪さの程度」「年齢(若いほど「骨」が柔らかいので、
「歯」の移動が早く、固まりやすいです。)」によって6ヶ月~5年と様々です。)
ただし、通院は毎日通うわけでは無く、最初は1~2週間に1回、
3ヶ月以降は月に1~2回程度通え ばよいです。
5・「歯並び」の具合によっては、何本かの「歯」を「抜歯」する必要があります。
6・矯正治療では、「歯並び」を治すために、口の中に「矯正装置」を入れるため、
口の中が不潔になり易く「虫歯」に成り易いので、「歯並びは治ったけど、
虫歯になりました。」と成らないように、口の中の清掃には人一倍の努力が必要です。
(海士歯科診療所では、「虫歯予防」のために、
「フッ素洗口」のための薬をお渡ししています。)