6月13日、島根県で『ドクターヘリ』の運航が開始されました。
ドクターヘリとは、医療機器を装備したヘリコプターに医師や看護師が搭乗して救急現場に向かい、現場で直接患者に救急医療を施すことができる医療専用ヘリコプターです。
搬送訓練で、海士港前に着陸するドクターヘリ
ドクターヘリは島根県立中央病院に常駐しており、地域の消防機関の要請で出動します。要請から約5分程度で出動することができるため、医師による早期治療を行うことができるほか、患者を短時間で医療機関へ搬送することもできます。
そのため、救命率の向上や後遺症の軽減などを図ることができます。運航時間は朝8時30分から夕方までとなり、それ以降は防災ヘリ『はくちょう』が運航します。
海士港での救急搬送訓練の様子
ドクターヘリ内部。パイロットと患者を含め、最大7人まで搭乗可能。
ドクターヘリを運航するにあたり、患者の状態によっては現場近くのグランドや公園などに離着陸を行うことがあります。その場合、風による砂埃や騒音が発生するため、周辺の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をおねがいします。
また、悪天候の場合、運航できないことがあります。
そのほかドクターヘリは消防機関からの要請を受けて出動します。住民の皆様から、直接要請することはできません。