島根県隠岐郡海士町(町長 大江和彦)は、10月28日から30日にかけて、隠岐の島町、西ノ島町とともに元ヤクルトスワローズの久古健太郎さんと元中日ドラゴンズの石川駿さんの来訪を得て、最新デジタル技術も活用した野球交流・普及イベントを開催します。
コロナ禍により移動や人との接触が制限される中で、これまで久古さんはVR(仮想現実)シミュレーションシステムやリモート会議システムも活用して隠岐4島での交流を行うとともに、隠岐高校野球部員の成績を向上させました。
今年度は野球やスポーツの楽しさを大人から子供まで幅広く伝え、VR技術の活用範囲を広げ、離島でも質の高い野球体験や技術向上の機会を一層広げることを目的に、2回の来島や交流を予定しています。
第1回目の今回は、各島で大人や子供との野球交流イベントやVR体験会を実施します。また、VRシステムは、投手が投げる仮想現実の球を打つことで打撃の分析や練習を行うものですが、これまでプロ野球投手の投球データを用いていたため、小学生等の練習・技術向上を目的とした理由には不向きでした。今回から小学生の投球データを計測し、今後は小学生もVRシステムで練習可能となるように実証します。これにより、練習相手や環境が限られてしまう離島のような遠隔地でも、子ども達が野球に親しみ、技術を向上させる機会が広がることが期待されます。
なお、本事業は、スポーツ振興くじ助成金による助成事業であり、また、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、株式会社NTTデータと連携して実施しています。
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10月28日(金) 隠岐の島町の中学生等との交流イベント(総合グラウンド)
10月29日(土) 隠岐の島町総合体育館でのVR体験会、町民との野球交流イベント(総合グラウンド)
10月30日(日) 海士町、西ノ島町、知夫村の町村民との野球交流イベント(西ノ島総合公園)